Bluetoothのおかげで、イヤフォンコードから解き放たれ
快適な聴取生活ができるようになりました。
玉石混淆のBluetoothイヤフォンの中で、
オーディオブックを聴くなど長時間装着していたり、散歩やジョギングなど、
ながら聴きするのに最適なイヤフォンはどれなのか?
探っていきたいと思います。
家族の呼ぶ声を聞き逃さないためや、交通安全のためにも、周りの音が聞こえてほしい人たちのために送ります。
特に屋外でイヤフォンを使う場合には、多少の音漏れや、音質を気にする前に、
まず自分や周りの人たちの身の安全を最優先しましょう。
万一事故にあってしまったら(もしくは事故を起こしてしまったら)
明日はまるで違う生活になってしまうかもしれないのですから・・・。
- Bluetoothとは?
- イヤフォンはどんな種類があるの?
- 選び方の基準は?
- で、オススメは?
Bluetoothとは
Bluetoothとは、無線通信の規格の一つです。国際標準規格なので、どんなメーカーのモノ同志でも対応していればコードレスでデータのやりとりが可能です。*Bluetoothのもう少し詳しい解説はこの記事の終わりに記しました。
Bluetoothイヤフォンの種類
Bluetoothイヤフォンには様々な種類があります。
1. 耳の中に耳栓のようにイヤーピースを差し込む形のカナル型
2. 耳に嵌めるだけのインナーイヤー型
3. 耳に押し当てるだけのオンイヤー/オーバーイヤー型
4. 骨に振動を与えることで聴く骨伝導型
1. 耳の中に耳栓のようにイヤーピースを差し込む形のカナル型


メリット:密閉するので、音漏れしにくく、音場再現に優れ、低音域も表現できます。現在の主流の形と言えるでしょう。
デメリット:装着の圧迫感があり耳疲れしやすいです。耳垢もつきやすいようです。
2. 耳に嵌めるだけのインナーイヤー型
メリット:圧迫感が少なく高音域の表現が得意とされています。
デメリット:少し音漏れしやすく、装着感はイヤフォンと耳の穴の形状との相性に左右されます。
3. 耳に押し当てるだけのオンイヤー/オープンイヤー型

メリット:クローズドタイプならば最高の音場と音域を提供してくれます。ユニットを大きくできるので高音質にしやすいのです。
デメリット:大きいことです。オープンタイプ(空気を外に逃す構造のモノがある)だと音漏れ注意。装着時に耳周りの圧迫感があります。没入感は最高ですが、連続使用は2時間が限度でしょう。
4. 骨に振動を与えることで聴く骨伝導型

メリット:耳を塞がないので安全で、インターフォンや人の呼びかけ、アナウンスなどを聞き逃しません。当然、装着時に耳も疲れません。
デメリット:多少音漏れがしやすく、音質は他と比べるともう一つという通説です。
選び方の基準は?
地下鉄の車内や飛行機の中といった、安全だけど周囲が終始騒がしい場所では、雑音を遮りクリアに音を響かせてくれるイヤフォンが必要でしょう。
しかし、散歩やジョギング、サイクリングなどで音楽を聴きたい場合には、繰り返しになりますが、周囲の音がしっかり聞こえることが、あなたと周りの人たちの安全に関わる大切な要素になります。
というわけで、今回はガッツリ高音質で浸って聴くというよりは、
長く装着していても耳疲れせず、周りの音も聞こえてほしい方々のためのBluetoothイヤフォン
という観点からの選び方になります。
音質
イヤフォンは音質と価格が比例すると言われますが、ながら聴き目的の場合、音質は最優先ではありませんから、あまり高価格帯のモノを狙わなくても良いとは思います。ただし、音質が優れているものは耳にもスッと音が入ってくれるので、聴きやすいのも事実です。
装着感
長時間聴くことを考えると、装着感は大切にしたいところです。耳へのフィット感にこだわって選ぶのもポイントの一つです。圧迫感を感じるものは長く装着していられませんし、頭痛の原因にもなりかねません。
外してからも装着している感じが残るようなものは、避けたいところです。
価格
イヤフォンは小さいながらも技術を競って作られていますので、価格と音質が比例する商品と言われています。お酒と一緒ですね。
ただ、今回のテーマは「ながら聴き」。気軽に使えるものが適しているかもしれません。となると、それほど高価なモデルを狙わなくても良いかもしれません。
3000円〜5000円台くらいだと商品も豊富に揃っているようで、5000円以上になると高評価ものが増えてきます。
オススメは?
さて、
ながら聴きするのに周りの音も聞こえてほしい人たちのために最適なイヤフォンの条件とは・・・
1. 耳を疲れさせない。
2. つけていることを忘れる快適さ
3. 自然に且つしっかりと耳に届く音質音量。
といったことが重要になると思います。
それらを踏まえた上で、オススメのイヤフォンはこちら。
Ucomx Bluetooth イヤフォン

散歩やランニング、ジョギング、トレーニング用として考えているなら、イチオシのイヤフォンです。耳を塞がず安全な、開放型のスポーツイヤフォン。
音楽がしっかり聞こえながらも周囲の音を封じないので、聴き心地がとても良いです。
耳掛け式で外れにくく軽量快適。ハンズフリー通話 10時間連続使用可能。
つけていることを忘れてしまう快適イヤフォンです。
iPhone&Androidに対応。
AfterShokz の骨伝導イヤフォン

骨伝導技術においてAfterShokz製品は、世界中で300の特許を取得/保有しています。
SONY のオープンイヤーステレオイヤフォン

耳を塞がない天下のSONYのイヤフォン。連続再生時間も長く、一日中つけていられそうです。
BOSE のオーディオサングラス

メガネをかける人だったら、レンズを入れ替えてこれを装着すれば、ノンストレス間違いなし・・・多分。
スマートウォッチの次はスマートグラスの波が近い将来にやってきますが、先駆け的なグラスと言っても良いかもしれません。
ネックスピーカー



首かけ式のスピーカー。イヤフォンではありませんが、耳をオープンにしていられるので、かなり楽です。重さも気にならないレベルですが、肩凝りの激しい人にはオススメしにくいかも。
自室で楽しむ、テレワークに使うといった使い方が適していると言えるでしょう。
耳かけ式イヤフォン

両耳にかけるイヤフォンで、耳を塞がず、軽いので付けているのを忘れるほど快適。
装着してみると、予想に反してフィットが良く、よほど激しく動かない限り、落ちることもありません。骨伝導ではありませんが、耳というより頭の中で鳴っている感覚が心地よいです。パソコン作業などでラジオやBGMを流しておきたいような用途には最適。
充電時に両方をケーブルに繋ぐ必要がある、片方を紛失する可能性があることはデメリットかもしれません。
JPRiDEのTWS-520 Bluetooth イヤホン(カナル型)

JPRiDE(ジェイピー・ライド)は高音質でコストパフォーマンスの高い製品を生み出しています。音質優先のため、通話機能を最重視する場合にはメーカー自体が別の製品をお勧めすしているという潔さ。アフターサービスも充実しています。
使用感は快適で長時間装着もOKです。カナル型なのですが、音量に注意すれば外の音も聞こえてくれ、使い勝手が良いのでオススメに追加しました。
ケースから取り出せばすぐ接続、しまえばオフと、ペアリングが簡単で、ケースに入れたまま充電すれば良いので、使いやすさはピカイチです。
TWS-520のような、主流とも言えるカナル型イヤフォンは、装着時の耳栓感はあるものの、コンパクトな左右独立型も多く、フリーな感覚は快適ですし、音場再生も素晴らしいものがあります。
高度なノイズキャンセリング機能があったり、充電器が収納ケースになり、ケースからの出し入れで接続/接続解除が可能であったりする、使い勝手のよさも捨てがたいものです。
Bluetoothのコーデックについて
Bluetoothは標準で「SBC」と呼ばれるコーデックに対応しています。
*コーデック(Codec)とは音声や映像のデータを変換するプログラム(圧縮・伸張)の総称です。
この「SBC」というコーデックは、接続性を優先して圧縮効率を高めていたため、音質の劣化が大きく、圧縮(エンコード)して無線伝送したデータの復元(デコード)に時間がかかり、遅延が大きいという弱点がありました。
例えば映像を観ながらBluetooth接続のイヤフォンやヘッドフォンで音声を聴いていると映像に音声が遅れて聞こえてしまうわけです。(いっこく堂さんの腹話術のように!)
この弱点を解消すべく「AAC」や「aptX」といった高音質コーデックが登場してきて、近年は対応製品も増えてきました。これらのコーデックは、SBCコーデックよりも高音質で遅延も少ないので、SBCコーデックで気になる音質劣化や、伝送遅延による映像と音声のズレがかなり抑えられています。
動画やゲームアプリを楽しみたいのであれば、対応製品を是非とも選ぶべきですし、オーディオブックや音楽のみを聴くにしても、高音質なのはありがたいことです。
ただし、AAC や aptX といった、標準SBC以外のコーデックを使用するには、送信側と受信側の双方が対応していなければなりません。また、iPhone とAndroid で対応が異なっていて、iPhoneで使うのならAAC対応、Androidで使うならaptX対応製品を選ぶのがいいとされています。
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