ダイエット関連の話題には、いつもよりちょっと意識が向く今日この頃。
やはり正しいダイエットとしては、筋肉量を保ちながら、
余分な体脂肪を燃やすことが大事ですよね。
そして、その脂肪を燃やすために駆け回って活躍してくれている頼もしい運び屋、
それがカルニチンです。

カルニチンとは脂肪を燃やすときに必須のアミノ酸由来の物質で、
身体のほぼすべての細胞に存在します。(ラテン語で肉を意味する「carnus」が名前の由来です。)
カルニチンは、長鎖脂肪酸を「細胞内のエネルギー工場(ミトコンドリア)」に運んでくれています。
ミトコンドリアではその長鎖脂肪酸を、酸化(燃焼)することでエネルギーを作りだしているわけです。
さらにカルニチンは、その時に生成された有毒な物質をミトコンドリアの外に運びだし、蓄積するのを防いでくれています。
行きは、脂肪を運んで、帰りは、有害な物質を運び出す。
まるで日本の物流をガッチリ支える頼もしいトラックのようです。
そしてこの脂肪酸を運搬する働きは、
他の栄養素では代替することが出来ません。替えが効かないのです。
カルニチンがなかったら
運動をどんなにがんばっても
脂肪が落ちにくくなってしまいます。
でもご安心を。
通常、カルニチンは身体に必要とされる十分な量が体内で産生されます。
そして腎臓はカルニチンを効率的に保持するため、
摂取した食事のカルニチン含有量が低くても、
体内のカルニチン量にはほとんど影響しません。
それどころか、
安定したカルニチンの血中濃度を維持するために、
過剰なカルニチンは必要に応じて尿中に排出されてしまいます。
ただ、稀に病気(例えば腎不全など)で
カルニチンが減ってしまった場合には
しっかり補わなければならない大切な物質であることは間違いありません。
ちなみにカルニチンを多く含む食品としては
動物の肉、中でも特に羊肉に多く含まれていることが知られています。
肉の色が赤ければ赤いほど、カルニチン含有量が高くなると言われています。
偏ることなくバランスよく食べて、カルニチンにしっかり働いてもらいましょう。

では、また。
一歩一歩大切に、明日を人生で最高の1日にしていきましょう。
Peace.
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