集中力は誰にでもあります。そして集中力が長く続く人もそうそう居ません。
自分には集中力がない、集中力が続かない、そんな風に思っている人は次の3つを実践してみてください。
集中力を身につける3つのトレーニング
■1. 90分間、他のことをやらない
■2. 瞑想する(登山のイメージトレーニング)
■3. 筋トレ→読書→筋トレ・・を繰り返す
■1. 90分間、他のことをやらない
昔、コンピューターもシングルタスクでした。1つの計算を処理している間、他の処理は出来なかったのです。そして、コンピューターはマルチタスクが可能になってから飛躍的に処理能力がUPしました。
ところが、人間は残念ながらそういった進化は遂げられていません。人の意識はいろいろなことを同時にやっているようでも、どれかに偏ってしまいます。そして、それが注意力を散漫にし、ミスを誘発するのです。
集中力を高めたいと欲するならば、まずシングルタスクに徹することです。
取りかかる仕事を一つにし、終わるまで他のことはしない。ただし、目安は90分。それ以上なら休憩をしっかり挟むこと。できれば90分の間にも30分くらいで一度休憩を挟みつつ進めると、持続して作業しやすくなります。
シングルタスクをコンプリートすることを第一に、まずはそれを積み重ねていくことです。
■2. 瞑想する(登山のイメージトレーニング)
瞑想のやり方は様々です。その場で座ったまま姿勢を正してジッと目を閉じ静かに5分〜10分瞑想するのでも構いませんし、坐禅で瞑想するのも超オススメです。
集中力のトレーニングとして行う瞑想が、いつもの瞑想と少し違うのは、意識してイメージする、というところです。
登山をイメージしてください。
一歩一歩、遠くに見える頂まで、踏み締めて登っていくイメージを持って、瞑想してください。
どんな難所もイメージの登山ですから必ず乗り切れます。周りの風景、頂の情景、一人なのか仲間と登っているのか、様々なイメージで登山をしてください。
■3. 筋トレ→読書→筋トレ・・を繰り返す
集中力が持続する人というのは、ずっと集中力オンの状態が続くのではなく、実は集中力のオン/オフの切り替えが上手に素早くできている人です。
つまり小刻みに、集中/弛緩/集中/弛緩・・・が自分の意思で行えるようになることが重要となってきます。
これもトレーニングで鍛えていきましょう。
まず、本を一冊用意して、筋トレを始めます。この時の筋トレは集中力トレーニングが主な目的なので限界まで追い込まなくても良いです。
1セット終えたら、1分ほどの休憩の間に1〜2ページを読みます。
そしてまた筋トレを1セット行って、1〜2ページ(休憩の時間に読める量)読みます。
ダンベルを使って本格的にやる筋トレでも結構ですし、
腕立てでも、握力を鍛えるグリップを握るのでも構いません。
これを、筋トレをやるときは筋トレに、読書の時は読書に集中できるように訓練するのです。
この集中力の切り替えが上手にできるようになると、集中力を発揮することが今までより容易になってくるでしょう。
まとめ
集中力は誰にでも備わっています。そして、集中力の切り替えはトレーニングすることで上手にできるようになっていきます。
日頃のトレーニングで、大事な場面で集中力を遺憾なく発揮できるようになりましょう。
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