腕立て伏せが40回できる中年男性は循環器系疾患にかかるリスクが10回未満の人に比べて96%減る!?
腕立て伏せができる回数が健康のバロメーターに
2019年にハーバード大学他の合同チームが「JAMA Network Open」に発表した研究結果によると、腕立て伏せが連続40回以上できる中年男性は、10回未満の人に比べ、循環器系疾患の発症率がなんと96%も低かったということです。
さらに、腕立て伏せをこなせる回数が増えるほど、心血管イベントリスクは低下するということもわかってきました。
腕立て伏せをこなせる回数は、全般的な体力の指標となる可能性がある
この研究は、18歳以上の男性消防士1,104人を対象に行われ、心健康状態を2000年から10年間にわたって追跡したもの。
対象者の平均年齢は39.6歳で、平均BMIは28.7。ちょっと体重は重めな印象ですね。
研究は、腕立て伏せの能力(一度に可能な回数)の測定と、トレッドミルによる有酸素運動能力を記録して進められ、健康診断を毎年実施していたそうです。
また、この10年間の追跡期間中に、37人が心筋梗塞や脳卒中といった、心疾患を発症しています。
この研究結果から「腕立て伏せをこなせる回数は、全般的な体力の指標となる可能性がある」と結論づけています。
回数だけで全ては測れない
もちろん、腕立て伏せの回数を測定するだけで、全ての人の心臓の健康状態を性格に予測できるわけではないという慎重な意見もあります。
ある循環器系の医師は「豊富なデータと蓄積された情報量を考慮すると、今後も心血管の健康状態の評価には、トレッドミル負荷試験は引き続きゴールドスタンダードに位置付けられるだろう」と述べているとか。
しかし !
とはいえ 、40回以上続けて腕立て伏せができるかどうか?は、心疾患リスクを測るのに大きく役立つということは間違いないでしょう。
さぁ腕立て伏せを始めよう!
循環器系疾患のリスクを下げるには、腕立て伏せを連続40回以上できるようになることが、一つの目標となるはずです。
今まで、漠然と10回3セットやっていればOKといったトレーニングから、明確な目標数値が明示されたことは大きいでしょう。
そして、たとえ現在10回程度しか続かなくても、1〜2週間もすれば、普通の成人男性であれば、40回くらいはクリアできるようになります。
(ただ、やってみるとわかりますが、運動不足なカラダには連続40回はなかなかハードで、クリア目標として絶妙なラインだなと理解できますよ)

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大切なことは「継続」
仮に、今40回連続でできる人や、毎日鍛えて40回連続でできるようになった人は、素晴らしい!それは確かにある目安まで達した人と言えます。
でも、そこで安心して、運動を止めてしまっては、またリスクを背負うことになってしまいます。
40回連続して腕立て伏せができる人、とは、常にそういう状態のカラダであるということが大切なことなのです。
40回連続して腕立て伏せができるようになったことはボーダーラインを超えたというだけのことです。
気を緩めることなく、常に鼻歌で40回連続腕立てができる体をキープしていきましょう。
健康であり続けることを重要視して、励んでいきましょう。
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