快感を得るホルモン、エンドルフィンは
視床下部のニューロンで作られます。
麻薬の一種であるモルヒネの、
6.5倍もの鎮痛作用を持つエンドルフィン。
その作用でもっとも知られているのは
マラソンなどで聞かれる
『ランナーズ・ハイ』ですが、
実はマラソンのような極限状態に
追い込まなくても、
エンドルフィンは分泌されます。
多少息が上がる程度の強度で
15分以上のエアロバイクを漕ぐことでも
心地よいセックスや、
チョコレートなど血糖値を上げやすい糖質を
含まれるものを食べることでも
エンドルフィンが活性化することがわかっています。
苦しさを鎮痛するだけでなく
快感を与えてくれるエンドルフィンは
言わば報酬的なもの。
結果として湧き上がるもの。
故に、
ゆったりと包み込んでくれるように
満たされる快感は
ただ走る、ただ性行する、
ただ食す、といった行為だけでなく
感情を伴った高揚とともにあることで
より深く味わえるものでもあるのです。
エンドルフィンには
アルファ(α)・ベータ(β)・ガンマ(γ)の
3つがあり、その中でも、β-エンドルフィンは
苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。
(この記事内でのエンドルフィンとは
β-エンドルフィンをさしています)
では、また。
明日を人生で最高の1日にしていきましょう。
Peace.
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