瞑想とは、言うなれば「内なる本当の自分と向き合うこと」と言えるでしょう。
あなたの思考は、あなたそのものだから。
瞑想というと坐禅を思い浮かべる人もいるかもしれません。発祥は禅なので間違っていませんが、欧米で流行ったマインドフルネス瞑想法は、科学的なメソッド(方法・手法)です。
その辺りの詳しいことはこちらを読んでいただくとして(後でね)

手法として、短い時間で瞑想するのはアリだし、長くやればやるほどいいかというと、それはまだよくわかっていないらしい。
しかし、敢えて私は
ある程度、作法を遵守して、少し時間をかけて(10分〜)座る 坐禅を推してみたい。
- とにかく座ることから始めよう
- 目的を持って臨むものではない
坐ることから始めよう
曹洞宗では坐禅を只管打坐、ただひたすらに坐ることと教えています。何かの目的を達成する手段としてするものではないと。
坐ることが、悟りの姿だということです。
仏性だの宗派が違うだの、そんなことは置いておいて、まず、静かに座ってみましょう。
坐禅をオススメする5つの理由
1. マインドフルネス瞑想の効果がある
2. 作法を知り実践することで特別な時間になる
3. 長く座ることで見えてくるもの感じるものがある
4. いつしか聖域と感じる場所ができる
5. 生活や自分が整っていく
■1. マインドフルネス瞑想の効果がある
マインドフルネスでは集中力や生産性の向上、ストレス軽減など様々な効能が確認されているが、坐禅を続けていくことでそれらを手にすることは可能なはずです。
■2. 作法を知り実践することで特別な時間になる
例えば坐蒲を用意して結跏趺坐を組み、法界定印を結ぶといった作法で坐禅を組むことでその時間は修行ともなり、1日の中の特別な時間となります。気軽に始めるマインドフルネス瞑想の延長線上にこんな時間があっても良いでしょう。
■3. 長く座ることで見えてくるもの感じるものがある
5分程度でも、マインドフルネスは効果があるとされています。(続けていけば)確かに短い時間でもスッキリするし、そもそも忙しい現代人の生活の中でそうそう瞑想にふける時間を確保できるわけでもありません。でも、たまに少し長い時間、瞑想してみることをオススメします。見えてくる何か、感じる何かがきっとあるはずです。
■4. いつしか聖域と感じる場所ができる
瞑想の習慣がついてきて、坐禅を頻繁に行うようになると、いつしか聖域のような場所になっていることに気が付きます。そのような「いつでもリセットできる場所」を自分が持っているということは、とても心強いものです。
■5. 生活や自分が整っていく
知らず知らずのうちに姿勢が良くなったり、生活に規律というか一本筋が通ったような気がするなど、少しずつ変化が見えてきます。
瞑想することは、とても良いことだし、ブームで終わることなく習慣づけたいものです。とはいえ 私も数年前に坐蒲を購入しておきながら、なかなか習慣づくまでにはいきませんでした。
「雲堂」アプリをオススメしたい
「雲堂」という素晴らしい坐禅のアプリもあります。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

宗教上の繋がりはまるでありませんが、奇しくもデゴダルマと名乗らせていただいている以上、坐禅には思い入れを込めて書かねばなりません。達磨禅師ほど座り続けることはできませんが、坐禅は大切にしていきたいと思っています。
しかしいまだに結跏趺坐で長く坐ることができないでいます・・・。
次回は坐禅をするときにあると便利なモノを紹介します。
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