鼻をこする・口を手で隠す・ほおづえをつく・腕を組む、ついついやってしまう仕草の中に性格や心の内が出てしまっているとしたら・・・!?
今回はこの4つの仕草について解説します。
なくて七癖あって四十八癖
一見して癖がなさそうな人でも七つくらいは癖があるもので、癖の多そうに見える人には四十八もあるという意味です。
ついついしてしまっている仕草に、性格や心の内が現れているかもしれません。
1. 鼻をこする仕草
鼻や眼をこする仕草をする人はよく見受けられます。こんな仕草を見ると、落ち着きのない印象を持つと思いますが、これは心の動揺を表していると考えることができます。
相手の視線が気になる→表情がぎこちなくなる→表情から何かを読まれたくない→ごまかしたくなる
そして、無意識に手が顔にいくというわけです。
ホンネを読まれたくない
何故、相手の視線が気になるのか。読まれたくないのか。
それは、思っていることと違うことを言っているからかもしれないし、上っ面で同意しているだけかもしれないし、嘘を言っているからかもしれないし、サプライズを仕掛けているからかもしれないし、好きだと思っていることを悟られたくないからかもしれない。
とにかく、この人にホンネ/本心を知られたくないという意識が働いているのですね。
ホンネを隠したい人は手を顔に持っていかない方が良いかもしれません。でも、それはそれで落ち着きのなさは別の場所に現れたりするので、嘘ってバレやすいです。
2. 口を手で隠す人
口臭が気になるからでは?というのもありますが、そういう人はできるだけさり気なくしたりとか、拳を握ってたりとか、気を使われているモノです。
でも中には口を隠すことが定着している人もいるわけで・・・
超秘密主義!?
鼻をこするのと同じような理由で手で口を隠すのも、隠し事、秘事がある場合が多いようです。
「うっかり喋ると損をするかも」「黙っておくに越したことはない」と考えているフシがあります。過去に痛い目を見て、口は災いの元だと心した人かもしれません。
やはりホンネは言わず、どこか冷めた目で事態を眺めているような、傍観者的な態度で成り行きを見守るタイプです。
だからといって、事態の打開を図るわけでもなく、はたから見ると、どうしたいのかわからない、秘密主義な印象を持たれてしまいがちです。
言い換えれば、込み入った人間関係を嫌う側面があると言えるので、こういう人とはビジネスライクな付き合い方をした方がお互い楽かもしれません。
3. 頬杖をつく
誰でもしそうな仕草ですが、元気いっぱいであまり悩みもないようなときに頬杖をつく人はあまりいないと思いませんか?
愛する人の腕の代わり
頬杖は、母親であったり恋人であったりという自分を慰めてくれる存在の代わりだと考えられています。
愛する人に抱きしめてもらう代わりに自分で頬杖をついて慰めているのだとか。
つまりは、何か思うことがあったり、満たされていなかったり、物思いに耽っていたりしている時の仕草です。
心ここにあらず、といった感じなので、どこか欲求不満な側面があるのかもしれません。
とはいえ 、その欲求を満たそうと積極的に動くわけでもないあたりが、少し受動的なイメージですが、ロマンチックな人なのでしょう。
4. 腕を組む
腕組みをしている相手を見て、オープンでフレンドリーだと思う人は、まぁいないでしょう。ご機嫌でウキウキしているとも、思わないでしょう。
考え事をする際に腕組みをする人も多いですが、普段から腕組みのポーズをすることが多い人は警戒心の強い人ではないでしょうか。
防衛のポーズ
腕組みをするのは相手から身を守る防衛のポーズ。心理的に自分の身を守っている、拒否感の表れだそうです。
他人と自分との間に一線を画し、あまり人に対して心を開かないタイプでしょう。おいそれと人を信用しない、用心深い人なのかもしれません。
なかなか親密になるまでに苦労するかもしれませんが、その代わり秘密を打ち明けたりする場合には他に漏れにくい相手、かもしれません・・・。
人に七癖 我が身に八癖
これは、とかく他人の癖は目につきやすく、自分の癖には存外自分で気づかない。だから、自分自身には他人以上の癖があると心得なければいけないという諺ですが、正しくその通り。
相手を観察するのと同様に、自分の態度や仕草をふりかえることもまた、円滑なコミュニケーションをとるために大切なことなのです。
「なくて七癖あって四十八癖」なんで7?なんで48?
蛇足ですが、7というのは認知心理学ではマジカルナンバーと呼ばれているそうです。
何かモノが複数ある場合、パッと見て数えられれば、2つとか4つとか答えますが、増えてくると「たくさん」という答えに変わってきます。
その境目が7±2だと言われているのです。
もちろん、諺が生まれた頃にこんなことは考えてなかったでしょうけれど「意外と持ってるもんだよ」という意味を表したいときに、7というのはいい塩梅の数だったのでしょう。
48は昔から縁起の良い数字と言われています。くらいしか言えませんが、連想としては相撲の決まり手48手であるとか、AKB48などがありますね。
浄土教の法蔵菩薩が仏になるための修行の際に立てた48個の誓い「四十八願」からきているかもしれません。
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